このあいだ、TVで放送していた”ゼロの焦点”を見ました。
広末涼子主演のものです。
広末涼子は小市民、中谷美紀が複雑な過去を抱える悪女、鹿賀丈史がお金持ちの成金、木村多江が幸の薄い女という、この人にはこの役しかないだろうという配役でした。広末涼子には中谷美紀のやっていた役、絶対にできませんから。
広末涼子は一般小市民のくせに、途中からいきなり頭が良くなって名探偵になってしまうわけですが本来主人公だったはずの広末涼子の影が薄く、ほとんどストーリーの進行役で、劇中真の主役は中谷美紀でした。中谷美紀はおそらく演技力を買われてのことでしょうが、後半特に顔芸シーンが多かったです(顔がアップになって表情をバッチリキメるシーン)。子どもが見たら夢に見るのではないかという、ものすごいライティングの怖い顔シーンがあり、必見です。
ストーリーは中学校くらいの時にビデオで見た、”砂の器”という松本清張原作映画と大筋が同じだなと思いました。悲しい過去を振りきり懸命に生き成功していた犯人が、ほんの偶然で自分を追ってくる過去から逃げきるため、犯罪を重ねてしまうが結局は運命に抗えず破綻してしまうという、重い感じのもの。なるほど、こういうのが松本清張パターンなのだなと。
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